2014-04-15

Windows XP のサポートが終わって一週間。

2001年にリリースされ、13年間もパソコンの世界で働き続けてきた Microsoft 製 OS である「Windows XP」のサポートが終わって一週間が早くも過ぎました。

私も XP にはかなりお世話になりましたが、保守用として XP 機を1台 (リカバリ&最終アップデートまで済ませて押入れに。) と仮想マシン上に1台を残して、あとのは Windows 7 にアップデートしたり、普段は使わないような状態にしました。

Windows 2000 のサポートが終わった時も寂しい気持ちになりましたが、Windows XP のほうが更に寂しい気分に。
そしてきっと、Windows 7 のほうがもっと寂しい気分になるんじゃないかと (今のところ 2020 年の予定) 。



そんでまぁ、今回の投稿は、セキュリティに関して。
パソコン周りのことに詳しいこともあって、他の人の PC を見ることが多いのですが、その時に気をつけて欲しいなと思うことを覚書的に列挙しておきます。
何かの参考になれば幸いですが……。

(1) アプリケーションのアップデート


絶対に気にして欲しいことです。「アップデート面倒くさいし、後でいいやー」とか考えている人は、さっさと考えを改めて下さい。アップデートこそ「いつやるの? 今でしょ!」なんです。
よっぽど変なことをしない限りは、アップデートをしっかりとしておけば問題ありません。
……と書いても、結局何をすればいいのかわかりにくいですね。とりあえず気にして欲しいのは次の5つ。
  • Windows Update
    Windows や Office のアップデート。これをやらない人は、Windows XP を使い続けても、今までどおりって話なわけで。
  • Java (JRE: Java Runtime Environment)
    どんな環境 (Windows でも OS X でも Linux でも。) においても、同じプログラム (exe ファイルが OS X で動かないように、普通は動かない。) が同じように動くようにしてくれるもの。便利な反面、標的になりやすい。
  • Adobe Flash Player
    Web ブラウザ (Internet Explorer, Chrome, Firefox, etc...) 上で動的なコンテンツを見るために使われているアプリ。HTML5 推しが強くなりつつあるので、ゆくゆく Flash はなくなるかもですが、まだまだ現役で、どんな環境でも同じように動くように作られているので (Web という世界がそもそもそういうものなので) 、悪用しやすい。
  • Adobe Reader (Acrobat)
    PDF ファイルを開くアプリ。ただ、文書を見るだけではなく、実はいろんなことができ、悪いこともできるんです。そして、PDF ファイルの特性上、あらゆる環境で動くようになっているので、標的になりやすい。
  • ウィルス対策ソフト
    ウィルスを検知・除去してくれるアプリ。有名どころだと、ウイルスバスターノートンカスペルスキーなどが挙げられるかと。私は ESET 使い。無料でも、Microsoft が Windows 正規ユーザー向けに提供している Security EssentialsAvast!AVG などでもいい。必ずなんかしら入れて、ウィルス定義ファイル (最新のウィルスの特徴をまとめた本のようなもの) のアップデートを欠かさないで欲しい。
この5つのアップデートさえ気にすれば、あとはいいです。

    (2) 要らないアプリケーションの削除


    要らないアプリケーションをインストールすることは、PC のパフォーマンスを低下させます。簡単に言うと、普段使っている鞄の中に、ゴミが入っているような状態。当然いいわけがありません。
    そんなゴミが、最近は有名どころのアプリにもくっついていたりします。 (注意すればインストールしなくて済むのですが…)

    Java のアップデート (McAfee Security Scan Plus と Ask ツールバーがインストールされようとしている)

    Flash Player のアップデート (またしても McAfee Security Scan Plus がインストールされようとしている)
    チェックを外してインストールしましょう。というか、ちゃんと読みましょう。ただ、全て読むのは辛いので、チェックボックス (四角にレ点) やラジオボタン (円に中黒点) に注意してみてください。
    もちろん、外してはいけないチェックもあるのですが、基本的に外して問題ないチェックは次のようなもの。
    • Google Chrome
      もちろん、使っているのであればいいのですが… よく、IE 使いの方の PC に1度も起動したことの無い状態でインストールされています(笑)
    • ツールバー&ホームページの設定
      Google / Yahoo! といった有名どころ以外にも、得体のしれない名前のツールバーが大量にインストールされている PC を何台見てきたことか…… ブラウザを起動した直後のホームページが得体のしれない検索サイトになっていることも多々。スパイウェア認定された JWord もこの類に含めておく。Web ブラウザの上部にものが増えてきたら要注意。
    • McAfee Security Scan Plus
      「どうした、Intel Company!?」(現在 McAfee は Intel 傘下の企業) と言いたい。 Adobe Flash Player / Reader のアップデートをしようとするとデフォルトでチェックが入っている。なんの役に立つのかといわれると、なんの役にも立たない。ウィルスを検知しても、「有料版を買ってね♡」って感じ (だったはず)。詳細はインストールしたことがないので不明。
    注意しなければならないのは、何かをインストールする時。この時だけ。上に列挙したものはあくまで一部。インストールしようとしているアプリと明らかに関係なさそうなアプリを入れようとしていたら、チェックを外そう。
    もし何かわからなくても、Google 先生で検索すれば、丁寧に教えてくれるはず。

    当然のことながら、要らないアプリケーションをインストールしないことが一番。
    ですが、人間だれでも失敗はします。 そんな時は「プログラムと機能」から直ぐに要らないものをアンインストール。
    Windows 7 の場合
    「プログラムと機能」を起動して、要らないアプリケーションを探して、ダブルクリックして消しましょう。きっと、簡単に出来るはずです。



    …とまぁ、これだけでも気にしてくれると、ハッピーになる人がいるんじゃないかなと期待。
    また続くかもしれないし、続かないかもしれない……。

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