Amazon Appstore の Live App Testing の話。

Amazon Appstore でアプリを公開する前にテストしようとしたときの話。
Google Play の話ならググれば山のように出てくるのだけど、Amazon Appstore は別。特に日本語の情報は少ないです。

Amazon Appstore には、「Live App Testing」というテスト環境が用意されています。
Google Play のテスト環境と殆ど同じで、自身で指定したテストユーザーに対してアプリを公開し、テストしてもらおうというものです。

※ 因みに、Amazon Appstore では、アプリ内課金などの API をテストするために「Amazon App Tester」というアプリが用意されていますが、これの話はまた別の機会に。


使い方は簡単で、

• テストユーザーとして招待したいメールアドレスをテスターとして追加
• テスターはメールを受け取り、 メールのガイドに従い、アカウントにログイン
• Amazon Appstore アプリの「マイアプリ」からテストバージョンのアプリをダウンロード

という流れです。Google Play と殆ど同じです。


これはいいんです。
何が問題かって言うと、とあるテストユーザーのメールアカウントが拒否られたこと。

日本語

(アプリ名)のライブアプリテストの招待結果。
以下の理由から、(アプリ名)のライブアプリテストの招待状が送信されませんでした:

配信を解除されたメールアドレスの数: 1 (これらのアドレスは、Amazon マーケティングコミュニケーションからオプトアウトされました)

English

Live App Testing invitation results for (Appname).
Invitations for your Live App Test (Appname) were not sent due to the following:

Number of opted-out addresses: 1 (These addresses have been opted-out of Amazon marketing communications)

はっきり言ってなんのこっちゃです。どうして拒否られたのか、Amazon に問い合わせればいいのかもですが、面倒なので、私が試し、辿り着いた予測をまとめておきます。


色々あって、私は次の 3 つ Amazon のアカウントを持っています。内容としては次の通り。

1. 買い物用の Amazon.co.jp のアカウント
2. Amazon Appstore 用の Amazon.co.jp のアカウント
3. Amazon Developer Service 用の Amazon.com のアカウント
   

初めは、2 番の Amazon Appstore 用の Amazon.co.jp のアカウントをテストユーザーとして招待したのですが、おもいっきり (上のメッセージと共に) 拒否られました。何度やっても同じでした。

続いて、 1 番のお買い物用のアカウントで試してみました。以前は Amazon Appstore でも使っていたのですが、買い物履歴が大変なことになるので、新たに 2 番のアカウントを作って分けたという経緯があったりします。
結果は 2 番のアカウントと同じで、拒否られました。

最後の望みをかけて、3 番の Amazon Developer Service 用の Amazon.com のアカウントで試したところ、あっさりと解決。
なんだこれって感じです。


ちょっと振り返ってみると、Amazon Developer Service への登録をする際に、Amazon.co.jp のアカウント (2 番) だと、全く登録 (ログイン) が出来なくて、仕方なく新しくアカウント (3 番) を作ったという過去があります。(同じメールアドレスで、新規登録もできなかったので、Amazon.co.jp で使われているアカウントであることは判断出来ていた様子でした。ええ。)


そんなわけで、他の方はどうなっているのかわかりませんが、Amazon Developer Service 関係では Amazon.com のアカウントじゃないとダメという結論。
とりあえず Amazon.co.jp のアカウントの登録に使ったメールアドレスは NG みたい。私の環境では。

全く Amazon と連携していないメールアカウントでは試していませんが、きっと大丈夫なのではないでしょうか。


というわけで、今回の話はこれにておしまい。