そして、3月解禁になって早3ヵ月も経過しました。現時点でいくつかの企業からよいお返事を頂いております。
その中で感じたことや、これから就活をスタートする皆さんに伝えておきたいことをまとめておきます。
早く動き出したほうが、安心して有利に就活を進められます。とはいっても、やる気が出ないぜ……という方も多いかと思いますが、早めにちょこちょこやっておけば、活動が本格化してからの負担が減ります。これは、間違いないです。
# 2017年卒の就活は今年と同様に3月解禁のようですが、再来年以降は元に戻るとかいう話も。中途半端なことしないで欲しいですね。
そもそも、就活って何から始めたらいいのかわかりませんよね。
昨年の今頃は本当に謎でした。何から手をつけたらいいのか。
おそらく、大学で就活セミナー的な催し事が開催されている頃でしょう。
その場でも言われることかもしれませんが、6月にやっておくべきことは、就活情報ポータルサイト (リクナビ、マイナビ、etc...) への登録でしょうか。
企業研究やインターンや選考エントリーなどはポータルサイトを通じて行うことが多いので、早めに登録しておいて損は無いでしょう。
で、他にやっておくべきことは何か。
振り返って、あらかじめやっておくべきだなと思うことは
- 自己分析
- 興味のある業界や企業探し
- SPI を始めとするテスト対策
- コミュニケーション能力アップ
- 証明写真の準備
そう言われても、何をしたらいいのかわかりませんよね?
何となくやらなきゃいけないと感じている人もいるかもしれません。
が、その重要さがわからない。そんな感じだと思います。
ですので、それぞれの項目について、簡単に書き連ねておきますので、是非眺めてみて、必要だと思ったら是非取り組んでください。
自己分析
そもそも、自己分析って何をしたらいいのか。
単語から察するに、自分自身を分析することということは容易にわかるかと思います。
ですが、何故やらなきゃならないのか。
理由は簡単。自分を企業に売り込むときに必要だから。
自分は自分という商品を売り込むの営業マンなんです。良さのないものを欲しいと思えますか? そういう話です。そして、中身はどんなに些細であっても何でもいいんです。自分らしさが出ていれば。
より具体的に言えば、「履歴書の自己紹介欄」や「エントリーシート (ES)」を書くネタにしたり、「面接時の受け答え」のためです。
あまり関係あるかわかりませんが、「適性検査 (性格診断)」のためにもなるかもしれません。
例えば、
- 自分はこれまでどんな人生を歩んできたか (≒自分史)
- 自分はどんな人間か (趣味・スキル・資格)
- 自分はどんな考えを持って行動しているか (中途半端は嫌いとか、最後までやりぬくとか)
- 自分の売りは何か (強み・弱み)
- 自分は何をしている時が楽しかったか/苦しかったか (やりがいはどんな場面で感じるか、失敗した経験はあるか)
- 自分はどんなことをしてきたか (趣味・部活・サークル・アルバイト・学業・研究など、失敗成功問わず印象に残っている事柄)
- 他者との関係 (友人関係、人付き合いとか。1人が好きって人もいるかと思うけど、それもいいと思う。)
- 今後、自分はどうなっていきたいか (キャリアプラン)
自分史 (小学生・中学生・高校生・大学生など、区切るといいかな?) を書いてみたり、これまでの人生で印象に残っている (一生懸命取り組んで、出来事の内容を覚えていて、話が広がる) 事を、ひたすら紙に書いて書き出してみると整理されるかなと思います。
なかなか難しいかも知れませんが、周りの人からの印象 (家族・友達・他人問わず) も聞くことができたら尚よしです。
で、自分のことがわかってきたら、
- 自己PR (自分の強み + その経験が生きた話。複数あってもいい。企業に合わせて使い分けられるので。考えて計画を立てて実際に行動できるとか、相手のことを考えて行動してるとか、そんなのでOK。ただ、実経験を含め、実際に生きたという理由付けが重要。根拠のないことなんか誰も信じません。)
- 研究・ゼミを始めとする学業について (研究・ゼミであれば、題目を初めに。理系だと研究の話は面接でよく聞かれるので、しっかり話せるようにしておくべき。まぁ、しっかり研究していれば何ら問題無いと思いますが。)
- 課外活動 (学業以外の経験。サークル、ボランティア、インターンなど。自分はアプリ制作経験を書いた。)
- 趣味・特技 (文章でなくていい。箇条書き + コメントで幾つか書けばOK。部活動の類も書いておいた方がいいかもしれない。)
- 免許・資格 (古いものから順に、取得時期と正式名称。スコアがあればそれも。)
論理的に崩壊している、話のつながりが分かりにくい文章は書いてはいけない。ひとまず完成した後、一晩寝てからもう一度読んでみることも重要。分かりにくければ直すこと。そうしていくうちに、自分の中でも話が整理できるようになり、面接で話しやすくなります。
もし、ちょっとしたことでもネタが何もないというなら、何か始めてみるのはどうでしょうか。無ければ捏ち上げろくらいのことがアチラコチラに書かれていますが、今から何かするのがいいのではないかと。決して遅くないです。そして、やったことは就活のためではなく、必ず自分のためになるはずなので。
興味のある業界や企業探し
俗にいう「業界研究」ってやつがこれの第一歩。
社会にはどんなお仕事があって、社会はどんなふうに成り立ってるのか。そんなのが掴めればいいと思います。
そして、「どうしてその業界に興味を持ったのか」を過去の自分と結びつけたりして理由付け出来ると完璧かと。企業は業界への適性・興味なんかも見ていると思われるので。
続いて重要なのが、「企業探し」です。
「この会社の○○に興味があるから。」で初めはOK。
是非その先に考えておいて欲しいのが、
- 自分はその会社で何をしたいのか (同業他社でもいいじゃん? と言われてしまいます。)
- 同業他社ではダメな理由は何か (そのために業界を知り、似たような企業はないかなどの分析が必要。色々と調べているうちにだんだんとわかってくるはずなので、初めは思いつかないかと。)
逆に、それが思いつかないと、この先茨の道が待っているかもしれません。
行きたい企業を早めに決めておくメリットとしては、インターンに参加できて、選考をより早く、有利に進められることや、選考がスタートした時に、スタートダッシュが切れ、他の学生と差を付けられるとこにあります。また、大手ではない人気企業は早めに選考が終わる可能性が高いです。そのためにもやっぱり早めの準備が必要です。
SPI を始めとするテスト対策
結構重要です。(自分は手を抜いてしまいやや後悔していますが。)
何故重要かというと、選考に乗っかるために必要だから。
どれだけ行きたい企業であっても、選考に乗っかることができなければ、面接の場に行けない、自分をアピールすることすらままならないという最悪の状況になります。 (実際、ES提出後に SPI などのテストをやらせるところであれば、思いが伝わったり、性格的な適性があれば通る可能性はあるかと思いますが。何より初めにテストをやらせる企業は、テストでバッサリ切る可能性が非常に高いです。)
内容としては、中学から高校レベルの国語と数学。加えて、適性検査 (性格診断)。時々、英語。
まず、受け方が2種類。
- テストセンター
- Webテスティング
また、説明会などで受ける、マークシート形式のテストも存在します。
そして、厄介なのが種類の多さ。
- SPI (一般に言う"テストセンター"と"Webテスティング")
- CAB/GAB (暗号・規則性のムズイの嫌い……)
- TG-WEB (テストセンター版は「ヒューマネージのテストセンター」で。)
- 玉手箱
- CUBIC (マークシート、Web版もあり)
- TAL (適性のみ、一風変わった図形貼付で有名)
対策としては、慣れること。これに尽きる。
どれから取り掛かるかだが、とりあえず SPI 3 からが良いかと。受ける企業に合わせて、早めにどれが必要か調べ、対策してください。 (自分はしなくて後悔しました……)
就活生のバイブルとなりかけている (?) 本に頼ってみたり、
Web 上に転がっている問題を解いてみたりするのがいいと思います。
- SPI試験対策集会所
- SPI試験問題集~SPI2・SPI3・SPI英語対応~【Study Pro】
- SPI,WEBテスト(玉手箱・TG-WEB)トレーニング問題まとめ
- 練習問題を解く|就職活動の神様 by ユーキャン
- WEBテスト.jp 就活生のための無料WEBテスト対策
コミュニケーション能力アップ
これが一番大変&一番重要。
目的としては、面接対策。
私も昔は面接とか、人前に出るのが大嫌いだったのですが、学内/学外問わず、プレゼンする機会が増えたせいか、慣れたというか、かなりどうでもよくなりました(笑)
なので、今ダメでも、克服しようという思いがあれば、どうにかなります。そして、何かにつけて役に立ちます。
もし面接など対人会話に苦手意識があっても、
- 自分の言いたい/思っていることは下手くそでもいいから言う (言わないことには何も始まらない。熱意が伝われば、わからないところは向こうから質問してくれるはず。質問が来るってことは、少なからず理解してくれているということ。逆に質問が来なければ、興味が無い or 理解してもらえてない。)
- 自分の言うことは、自分が一番わかっているのだから、自信を持って、はっきりと言う (自分を信じられるのは、最終的に自分だけ。もごもご喋っても損するのは自分だけ。おもいっきり話して落とされたほうが後悔はないし、失敗は必ず次に生きる。)
- 笑顔で、相手を笑わせるくらいのつもりでしゃべる (緊張しないで喋ろうとしても難しいから、自分で自分を笑わせるつもりで意識的に笑い、相手も巻き込む形で話そう。)
後は数をこなそう。いろいろな企業にエントリして面接を受けてみるというのも重要ですが、そこまで辿り着くのは結構大変だったり、交通費とかもバカにならないので、初めは、大学のキャリアセンターで、グループディスカッション対策とか、面接対策とかしてくれるはずなので、そういうのを利用するのはアリかと。
# グループディスカッション (GD) は、相手の話を聞いて、言いたいことをちょこちょこ言っておけば普通に通るはずです。でしゃばる必要は全くありません。重要なのは協調性。楽しく会話しておけばそれでいいんです。面接に慣れて、初対面の人とあれこれ言い合えるようになれば、グループディスカッションなんて大したことはないかと。
証明写真の準備
忘れがちなのがコレ。
選考時にはもちろん必要ですが、夏季・秋季・冬季インターンシップのエントリーにも必要になることがあります。
近所のお店で撮ってもらうのがベスト。
なぜなら、紙媒体と電子媒体の両方が必要になる可能性が非常に高いため。
サイズは、紙媒体の方は、縦4×横3cm。電子媒体の方は、4:3 のサイズであれば問題ないが、推奨サイズとしては 縦560×横420px となっていることが多いので、それに合わせるのが一番いいかと。
# 因みに私は、部屋の照明の直下で、ロールカーテンをバックに、手持ちのデジカメを三脚で立てて撮り、自分でフォトレタッチし、光沢写真紙にインクジェットプリンタで印刷したものをカッターで切って作りましたがw きっちり作れば、そんなのでも問題ありません。
とりあえず、これくらい。思い出したこととかは、また書きたすかもしれない。
就活生の皆さんのお役に立てたら何より。
0 件のコメント :
コメントを投稿