普通に LaTeX で文章作成している場合には必要ないのですが、体裁の指定があったり、ページ制限がある学会原稿なんかで使うことになるかと。
# Word 基準で作られていて、スタイルファイルが原稿作成要項にすら則っていないってどういうことなの?(心の叫び
そんなわけで本投稿では Item 環境、具体的には
- description
- enumerate
- itemize
よくあるのが、¥setlength を使って様々な変数の値を弄くり回す方法。
でも、これって思った以上にわかりにくく、思った通りにいかないことも。
なので、使わない。
そんなわけで、代わりに enumitem というパッケージを使います。
¥usepackage{enumitem}
そして、適当に値をセットします。
¥setlist[description]{topsep=3pt,parsep=0pt,partopsep=0pt,itemsep=0pt,leftmargin=1zw}
¥setlist[enumerate]{topsep=3pt,parsep=0pt,partopsep=0pt,itemsep=0pt,leftmargin=2zw,labelsep=*}
¥setlist[itemize]{topsep=3pt,parsep=0pt,partopsep=0pt,itemsep=0pt,leftmargin=1zw}
¥setlist[enumerate]{topsep=3pt,parsep=0pt,partopsep=0pt,itemsep=0pt,leftmargin=2zw,labelsep=*}
¥setlist[itemize]{topsep=3pt,parsep=0pt,partopsep=0pt,itemsep=0pt,leftmargin=1zw}
因みに、このようにセットするとサムネイル画像のようになります。
セットできるキーは次の通り。
【 垂直方向 】
- topsep (本文と Item 環境間のスペース)
- partopsep (パラグラフの前後のスペース)
- parsep (段落間のスペース)
- itemsep (¥item 間のスペース)
【 水平方向 】
- leftmargin (¥item 内容の開始位置)
- rightmargin (Item 環境の右スペース)
- listparindent (段落のインデント)
- labelwidth (ラベル幅)
- labelsep (ラベルと内容の間のスペース)
- itemindent (¥item のインデント)
pt は「ポイント」、zw は「日本語の1字の幅」。
* は 0dp らしい。 (ほんとに?)
! はデフォルト値になるそうな。
[...] なし (¥setlist{...} の形) で書くと、Item 環境全般の設定を変更することもできます。
他にもいろいろと細々設定できますが、詳細は enumitem のマニュアル (enumitem.pdf) を参照。
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