TV録画管理システム「Chinachu」を使って、サーバを構築してみたので、軽く記事に。
覚書とともに、今後構築を考えている人のヒントになればと。
とりあえず、今回のサーバは、以下の要件を満たした形での構築を目指します。
とりあえず今回は、機材の準備について。
確実に必要な機材としては、
その中でも一番肝となるのが、チューナですね。
今回、CentOS 7 を採用したこともあって、(ドライバの都合上) 使用できるチューナがかなり限られてきています。
一番の有力候補は、アースソフトの「PT3」です。PCI-E カード1枚で地デジ×2 + BS/CS×2 の4チャンネル同時録画が可能です。
地デジのみで良いのであれば、PLEX「PX-S1UD V2.0」が、旧バージョンの「PX-S1UD」のドライバで動く模様。録画コマンドとして「recdvb」を導入する必要あり。
現行の製品で手に入れやすそうなこのくらいかと。
PLEX「PX-S1UD」の BS/CS 版「PX-BCUD」なるものもあるのですが、Linux ドライバがなさそうなので、恐らく使えない。もし使えるのであれば、情報をプリーズ。
過去の商品では、
CentOS 6 (Linux Kernel 2.x) であれば、これまた過去の商品ですが PLEX「PX-W3U3」 (「PX-W3U3 V2.0」ではない) という選択肢もあります。ただ、現在公式サイトでは Linux 用のドライバは公開されていないので、困ることになるかと思いますが。
加えて、地上波、BS/CS だけではなく、スカパー!HD を視聴したい場合には、
そうそう、忘れてました、カードリーダも必要です。
NTTコミュニケーションズ「CLOUD2700」が無難だと思います。
また、B-CAS カードはどうにかして手に入れてください(笑)
続いて、サーバ (PC) について。
選ぶ基準としては、「チューナを繋げられるか」が一番重要。
何か、既に Linux Kernel 3.x 系ドライバが提供されている USB 接続チューナを持っている方はいいのですが、これから新たにとなると、PCI Express (PCI-E) スロットがある PC が必要になります。
PC の種類に関しては、できればサーバがいいのですが、家に PC が余っているのであれば、それでも OK です。実際、私自身も家に余っていた PC を利用しました。
これから買うのであれば、俗にいう「安鯖」、つまり「安いサーバ」を購入されるのがよいかと思います。円安の影響もあって、以前は1万円程度でも手に入れることができましたが、現在だと2万円程度です。
シリーズとしては、
2015年10月末現在だと、富士通「PRIMERGY TX1310 M1」がそれに該当します。 (NTT-X Store)
ただ、HDD レスだったり、HDD が搭載されていても録画するにしては容量が小さいので、追加で HDD を購入されることをオススメします。
個人的には、少し高いですが、Western Digital「WD Red」シリーズをオススメしておきます。
NAS 向けの製品なのですが、データを貯めこんでいくというような、NAS に近い利用状況が想定されるので、用途的に適しているかと思います。
最後に、分配器とアンテナケーブルですね。
恐らくですが、アンテナの差込口は既にテレビが繋がっていて、埋まっている状況が考えられます。
そんなわけで、増設するために、分配器とアンテナケーブルが必要になるはずです。
紛らわしいのですが、「分波器」は買わないように注意してください。
「分配器」は、テレビの信号を分けるもので、「分波器」は、地デジと BS/CS の混合信号を、地デジ信号と BS/CS 信号の2つに分けるものです。
もし、自宅のテレビアンテナケーブルが地デジと BS/CS の混合の場合には、使用するチューナにもよりますが、ほぼ間違いなく分波器が必要になりますので、それはそれで注意してください。
少し長くなりましたが、今回はこの辺で終了。
次回は、CentOS 7 のダウンロードとインストール (これは省くかも) と、簡単な初期設定について書いていくことになるかと思います。
というわけで、また近いうちに。
「Chinachu サーバの構築」シリーズ一覧
覚書とともに、今後構築を考えている人のヒントになればと。
とりあえず、今回のサーバは、以下の要件を満たした形での構築を目指します。
- Chinachu を使う (年内 Chinachu Air プレビューリリース予定だけど、気にしない)
- CentOS 7 (Linux Kernel 3.x) ベース
- SELinux は有効化したまま
- iptables ではなく、firewalld を使いこなす
- 録画ファイルを PC やタブレットなど、様々なデバイスから弄りやすいように Samba を構築
- 視聴・録画していない時にはサーバの電源を自動的に切る
とりあえず今回は、機材の準備について。
確実に必要な機材としては、
- サーバ (PC)
- TS抜きチューナとカードリーダ (と B-CAS カード)
- 分配器とアンテナケーブル
その中でも一番肝となるのが、チューナですね。
今回、CentOS 7 を採用したこともあって、(ドライバの都合上) 使用できるチューナがかなり限られてきています。
一番の有力候補は、アースソフトの「PT3」です。PCI-E カード1枚で地デジ×2 + BS/CS×2 の4チャンネル同時録画が可能です。
地デジのみで良いのであれば、PLEX「PX-S1UD V2.0」が、旧バージョンの「PX-S1UD」のドライバで動く模様。録画コマンドとして「recdvb」を導入する必要あり。
現行の製品で手に入れやすそうなこのくらいかと。
PLEX「PX-S1UD」の BS/CS 版「PX-BCUD」なるものもあるのですが、Linux ドライバがなさそうなので、恐らく使えない。もし使えるのであれば、情報をプリーズ。
過去の商品では、
- KEIAN「KTV-FSUSB2(無印~/V3の一部)」の改造版 (地デジ×1)
- PLEX「PX-S1UD」 (地デジ×1)
- アースソフト「PT2」 (地デジ×2 + BS/CS×2) [※ Chinachu との相性はよくない]
CentOS 6 (Linux Kernel 2.x) であれば、これまた過去の商品ですが PLEX「PX-W3U3」 (「PX-W3U3 V2.0」ではない) という選択肢もあります。ただ、現在公式サイトでは Linux 用のドライバは公開されていないので、困ることになるかと思いますが。
加えて、地上波、BS/CS だけではなく、スカパー!HD を視聴したい場合には、
- TBS Technologies「TBS6985」 (PLEX「PX-TBS6985」として販売。4チューナ。)
- TBS Technologies「TBS6982」 (PLEX「PX-TBS6982」として販売。2チューナ。)
- TBS Technologies「TBS6922」 (PLEX「PX-TBS6922」として販売。1チューナ。)
そうそう、忘れてました、カードリーダも必要です。
NTTコミュニケーションズ「CLOUD2700」が無難だと思います。
また、B-CAS カードはどうにかして手に入れてください(笑)
続いて、サーバ (PC) について。
選ぶ基準としては、「チューナを繋げられるか」が一番重要。
何か、既に Linux Kernel 3.x 系ドライバが提供されている USB 接続チューナを持っている方はいいのですが、これから新たにとなると、PCI Express (PCI-E) スロットがある PC が必要になります。
PC の種類に関しては、できればサーバがいいのですが、家に PC が余っているのであれば、それでも OK です。実際、私自身も家に余っていた PC を利用しました。
これから買うのであれば、俗にいう「安鯖」、つまり「安いサーバ」を購入されるのがよいかと思います。円安の影響もあって、以前は1万円程度でも手に入れることができましたが、現在だと2万円程度です。
シリーズとしては、
- NEC「Express5800」シリーズ
- DELL「PowerEdge」シリーズ
- HP「ProLiant」シリーズ
- Lenovo「ThinkServer」シリーズ
- 富士通「PRIMERGY」シリーズ
2015年10月末現在だと、富士通「PRIMERGY TX1310 M1」がそれに該当します。 (NTT-X Store)
ただ、HDD レスだったり、HDD が搭載されていても録画するにしては容量が小さいので、追加で HDD を購入されることをオススメします。
個人的には、少し高いですが、Western Digital「WD Red」シリーズをオススメしておきます。
NAS 向けの製品なのですが、データを貯めこんでいくというような、NAS に近い利用状況が想定されるので、用途的に適しているかと思います。
最後に、分配器とアンテナケーブルですね。
恐らくですが、アンテナの差込口は既にテレビが繋がっていて、埋まっている状況が考えられます。
そんなわけで、増設するために、分配器とアンテナケーブルが必要になるはずです。
紛らわしいのですが、「分波器」は買わないように注意してください。
「分配器」は、テレビの信号を分けるもので、「分波器」は、地デジと BS/CS の混合信号を、地デジ信号と BS/CS 信号の2つに分けるものです。
もし、自宅のテレビアンテナケーブルが地デジと BS/CS の混合の場合には、使用するチューナにもよりますが、ほぼ間違いなく分波器が必要になりますので、それはそれで注意してください。
少し長くなりましたが、今回はこの辺で終了。
次回は、CentOS 7 のダウンロードとインストール (これは省くかも) と、簡単な初期設定について書いていくことになるかと思います。
というわけで、また近いうちに。
「Chinachu サーバの構築」シリーズ一覧
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